◆日時:2011.5.18 14:00〜18:00
◆場所:第一部 津山圏域消防組合(14:00〜15:30)
第二部 つやま新産業創出機構会議室(16:00〜18:00)
参加者:第一部12人、第二部11人
担当幹事 灰原・秋田
第一部:津山圏域消防組合(津山消防署)にて、講話と災害体験
「緊急消防援助隊 岡山県隊活動報告」
3/11東日本大震災発生後、先発隊の隊長として被災地に派遣された救命士・畑様のお話をお聞きした。

岡山県からは、のべ127名が参加。しかし、3日〜5日程度で交代したとのこと。
理由は、あまりにも被災地が悲惨であったため、総務省より、隊員の精神面への影響を考え、長期の活動を規制されたため。
岡山県隊は宮城県の支援にあたった。
阪神大震災を契機に、県を超えたレベルで助け合おうと体制作りがなされた。
岡山県内では大震災が発生した場合、消防署員は自主的に最寄りの消防署に集合するように決められている。
県単位で支援体制を組み現地に赴かないと、指揮命令系統がおかしくなり、被災地側の受け入れができない。バラバラに行かれると受け入れ側としては困る。
岡山県に3台ある支援車を活動拠点として使用した。これがあったのでずいぶん助かった。
何故かというと、支援活動は自己完結型(署員の食料、毛布、燃料その他は全て自ら用意)でなければならず、簡易な事務所・本拠地となり得る支援車は非常に災害時には有益であることがわかった。
救命救助が目的なのに、初日は遺体の搬送が主な任務となり、非常に辛かった。
二日目からは、その仕事は自衛隊、警察が受け持つことになった。
消防隊は避難場所での医療活動が中心になった。
活動中に余震による津波の避難勧告が何回かあり、避難した。
市民の避難をサポートせず、とにかく避難し安全の確保をせよ、と得心しかねる指示もあった。救助隊が被災することは絶対避けなければならないことからの指示であるが、今後の課題としたい。
【被災者の搬送について】
ETSタグというものを見せていただいた。
0、T、U、Vの4段階あり、0になると「DEAD」ということ。


残念ながらとりあえず搬送・救助のする必要がない・・・と思われたら、下の3つを破り取る(ミシン目が入っている)ということだそう・・・。
この判断如何で、ひょっとしたら助かったかもしれない方も?という難しい判断を強いられたそうです。
【今回の派遣で感じたこと】
●大規模災害への備え(市民に向けて)
必ず近い将来起こることを想定する。
危機意識をもつ
自主防災組織の整備
自分たちのところは自分たちで何とかしようとしないと
消防団の活動は、消防のプロを超えている場合があった。
●大規模災害への備え(消防署としての体制作り)
今回の被災地の自治体の受け入れ体制
被災地職員の素晴らしい対応
津山市が被災地になった場合に受け入れ態勢ができるか
現地の案内は、現地の人間でないとできない。
素早く活動できるかどうかは、現地の職員の能力にかかわっている。
●個人的に
何か行動を起こさなければ、日本がこのまま沈んでしまうのではないか、ということを思った。まずできることを取り組みたい
岡山県では、自衛消防組織が少ない。
消防の力だけでは足りない
第一部その2 「防災センターでの体験」
続いて「地震体験」
4人一組で、地震体験装置の中に入りました。

震度4では片山くんも余裕の表情

震度5になると、突き上げも加わり、かなり恐ろしい!
しかし、この後冷静にテーブルの下に入った三熊ちゃんはやはり肝がすわっている。
震度7も体験してみたかったのですが、震度7のスイッチは機械にダメージを与えるということなのでしょう、使用不可となっており残念でした。
続いて、「疑似火災体験」。
無害のにおい付きの煙の充満する廊下と階段を通り抜ける体験をしました。我々が建物内で災害にあった場合、リーダーとして適切に避難指示が出せなければなりません。

煙の充満する廊下を逃げる塾生たち。

沼さん?大丈夫か??

頭上の「非常口」の誘導灯を頼りに助け合って脱出する市役所コンビ。
続いて救急車の構造・設備についてレクチャーを受ける。
企業・行政のリーダーとしては、どのような設備が消防署にはあり、災害時にはどのような支援が期待できるか知っておく必要を感じました。

救急車内部。意外と頭上が広い!

岡山県に三台しかない、「支援車」を視察。一台1億円以上もするという。
第二部 「防災マニュアルを作成する」
開始時に、東日本大震災犠牲者の方々のご冥福をお祈りして黙祷いたしました。
その後、3チームに分かれ、防災マニュアルを作成しました。防災マニュアルは、「マインドマップ形式」としました。
また、防災担当者を決め、最終的に、プランの良さとプレゼンの良さを競い、どのチームに仕事を発注したいか、という判定を行うようにしてゲーム性を持たせるようにしました。
Aチーム(沼、松本、片山)の作成状況

Bチーム(寺坂、松永、庄)の作成状況

Cチームの作成状況(小林、大河原、三熊)

さて、いよいよ発表です。
Bチームの発表:まず、積極性を発揮されました!
Bチームは、寺坂防災担当を主軸としてプレゼンを展開していただきました。

Aチームの発表:
片山防災担当のプレゼン
声が大きいのが取り柄か??
しかし、某本山合金さんの実際の取り組みを真似したものであり、具体的なところがグッドポイントであった。

Cチームの発表

奇しくも、行政チームとなったCチーム大河原防災担当者のプレゼン。
行政チームの理論立てて説明される姿は流石でした。
結果発表

結果は、
1位:Aチーム 総合得点 110点
2位:Cチーム 総合得点 100点
3位:Bチーム 総合得点 90点
という訳で・・・
優勝チーム「Aチーム」のヒーローインタビュー
「あの(片山)プレゼンの何が良かったのかわからない」
いや、片山さんの勢いと、自信に満ちた表情。それと本山合金さんの具体性が勝因と思います。
第三部 懇親勉強会

懇親勉強会では、久しぶりにご参加の高橋さんも加わり、さらに結束を固めることができました。